🏠はじめに|「昔ばなし」は親子の絆を深める時間
昔ばなしの読み聞かせは、親子のコミュニケーションを深めるだけでなく、
子どもに想像力・言葉・道徳を育てる大切な時間です。
なかでも『桃太郎』は、日本人なら誰もが知る王道の物語。
ただ、「昔ながらの言葉で難しい」「長すぎる」と感じたことはありませんか?
そこで今回は、現代の親御さんが読みやすく、子どもにもわかりやすいように構成した『桃太郎』の読み聞かせ原稿を無料でご紹介します。
📚桃太郎ってどんなお話?
昔むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃が流れてきて──という、
**「善いことをするとごほうびがある」「仲間と力を合わせて困難を乗り越える」**というテーマの物語です。
日本の昔ばなしの中でも、勇気・優しさ・チームワークを学べる名作として知られています。
🎤今すぐ使える!読み聞かせ用『桃太郎』原稿(3〜5歳向け)
※著作権切れの昔話を現代語で再構成し、音読しやすい文体に調整しています。
📖よみきかせ原稿:『ももたろう』
むかしむかし、あるところに、
おじいさんと おばあさんが すんでいました。
ある日、おばあさんが かわへ せんたくに いくと、
どんぶらこっこ、どんぶらこっこ……
おおきな ももが かわを ながれてきました。
おばあさんが ももを ひろって いえに もってかえると、
ももが パカッと われて、なかから げんきな あかちゃんが うまれました。
「これは きっと かみさまからの くださりものじゃ」
と、ふたりは あかちゃんを 「ももたろう」と なづけました。
ももたろうは すくすく そだち、つよくて しんせつな おとこのこに なりました。
ある日、ももたろうは いいました。
「わるい おにたちが むらの たからを ぬすんでいきました。
ぼくが おにがしまへ いって、たからを とりもどしてきます!」
おばあさんは からだに よい きびだんごを つくって、
ももたろうに もたせました。
ももたろうが でかけると、
いぬが でてきて いいました。
「きびだんごを ひとつ ください。おともします!」
つぎに さる、つぎに きじも やってきて、
みんなで ももたろうの なかまに なりました。
いぬ、さる、きじと いっしょに、
おにがしまへ つくと、こわい おにたちが でてきました。
でも、ももたろうと なかまたちは ちからを あわせて、
おにたちを こらしめ、ぬすまれた たからを みんなに かえしました。
むらの ひとたちは おおよろこび。
ももたろうは ほこらしく、いえに かえってきましたとさ。
✨読み聞かせのコツ
- 🎵 声に強弱や感情をこめると、子どもが物語に入り込みやすくなります。
- 🐶 犬・猿・キジのセリフはちょっと変化をつけて読むと盛り上がります。
- 🍡 「きびだんごって何?」などの会話を挟んでもOK!想像力がふくらみます。
📎まとめ|親子で語り継ぎたい、やさしい日本の物語
昔話は「読み聞かせ」の王道。
『桃太郎』は、子どもにとっては冒険と友情の物語であり、親にとっては大切な価値観を伝えるきっかけにもなります。
ぜひ今日の寝かしつけや、おやすみ前のひとときに使ってみてくださいね。
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